『温泉宿の跡取り息子が帰してくれません！』発売記念！
鳥葉ゆうじ先生インタビュー！

 

鳥葉ゆうじ先生よろしくお願いします！
6月17日発売の『温泉宿の跡取り息子が帰してくれません！』はどんな作品ですか？

 

よろしくお願いします！
タイトルそのままですが、本作は旅好きの主人公(受)がたまたま訪れた温泉宿の放蕩息子(攻)に気に入られて宿に長期滞在することになるお話です。

 

主人公たちはどんな人物ですか？
攻受以外にもお気に入りのキャラがいれば教えてください。

 

主人公(受)の周は、とにかく旅好き温泉好きでいろんな温泉地を一人で巡っている旅ブロガーの青年です。基本的に無表情なことが多いですが、温泉や美味しいものに対してはとてもわかりやすく表情が変わります。
一方で良樹(攻)は、温泉宿の一人息子で跡取り…なんですが、周と出会うまでは継ぐつもりはさらさらなくて、旅館である実家にもほとんど居つかず遊び歩いていた典型的な放蕩息子です。そんな二人ですが、物語が進むにつれてお互いの影響でどんどん変わっていきます。二人以外だとお気に入りは久留利くんです。最初は一回だけ登場の半モブくらいのつもりだったんですが、まさかあんなアシストをしてくれるとは…。あと彼のHNもちょっと気に入っています(笑)

 

今作のこだわりや見どころは？

 

こだわりというか、周は基本が無表情なので、その分モノローグやセリフ、たまに崩れる表情で親しみみたいなものが出せたらいいなと思って描きました。
見どころはぐいぐい迫る良樹と躱しまくる(たまに失敗する)周…と後半の急展開です！

 

今作はどのようにして生まれましたか？

 

温泉街が舞台のお話はいつか描いてみたいと思っていたので、今回のお話の原型はメモ程度に温めていました。そこから何だかんだ元のネタとはだいぶ違った感じになったんですが、こうして描かせていただけてとても楽しかったです！

 

連載中の苦労したエピソードはありますか？

 

苦労というか…描いてるうちに長髪キャラの髪をどんどん伸ばしてしまう癖があるので、良樹の髪とか周の横髪とか、ここ長すぎるな…！？って気づくたびにちょこちょこ描き直したりしてました。
あとは私の苦労というより担当さんにかけたご迷惑…という感じですが、毎回進行がずれ込みまくったのでその節は本当にすみませんでしたありがとうございました…！

 

今作の裏話などもあれば教えてください。

 

名前でバレバレな気もしますが…一番最初、良樹と周はそれぞれ止まり木と渡り鳥のイメージで名付けました。周はともかく、良樹はそう大人しいことにはなりませんでしたが…(笑)

 

今後挑戦したいテーマやキャラクターはありますか？

 

我儘女王様受はいつか描いてみたいなとずっと思っています…！

 

ストーリーやキャラクターはどんなときに思いつきますか？

 

眠る直前に浮かんで咄嗟にメモを取ったものから形になることが多い気がします。セリフや掛け合いなんかはなぜかお風呂に入ってるときが一番よく降りてくるので、出るまで忘れないように必死に反芻してます。

 

先生が好きな受と攻について教えてください。

 

追いかけたり囲い込んだりとにかく受を捕まえて放したくない攻が好きです…！！あとは体格差があると接近したときに囲い込んでる／込まれてる感がさらに出ていいな…と思うので、体格差CPは本当によく…描きがちです…大好き…。

 

最後に、このインタビューをご覧になった方へメッセージをどうぞ！

 

ここまで読んでくださってありがとうございます！
皆様の応援のおかげで無事完結、コミックスも発売とさせていただくことができました。
本編、描き下ろしともに、読み応えのある本にできたと思いますので、配信で読んでくださった方も、このインタビューで興味を持ってくださった方も、ぜひコミックスをお手に取っていただき、そして少しでも楽しんでいただけると嬉しいです。
『温泉宿の跡取り息子が帰してくれません！』、どうぞよろしくお願いいたします！